7月19日(水)、久遠漁港において、大成中学校1年生4人がウニ漁体験をしました。
これは「地域産業を学ぶ」をテーマに「総合的学習の時間」を利用し、檜山漁業士会と一般社団法人北海道水産会が食育と地域漁業の魅力やウニの生態を理解してもらう目的で共催した出前授業として行われました。
生徒たちは、学校で成田直広漁業士からウニ漁業の実態について説明を受け、取るだけではなく資源を育て守ること。また、海を守るためには山も守らなければならないことなど実体験を交えお話をいただきました。
ウニについて学習した後は、久遠漁港に移動して、タモを使ったウニ漁を体験しました。船に乗り、挽野洋介漁業士から箱メガネとタモの使い方の説明を受け、箱メガネでウニのいる場所を確認しながら、タモを海中に入れました。「キタムラサキウニ」と「エゾバフンウニ」では、タモの形状が違うことや海中でタモを扱う難しさを体験していました。
ウニ漁を体験した後は、学校に戻り、川本漁業士が講師となりウニの身の取り方や製品の製造について指導を頂きました。剥き身体験では、専用の道具を使ってウニの殻を割り、一つひとつ丁寧に身を剥きましたが、ウニの殻を割る力加減や崩れやすいウニの身を優しくとる作業が難しいようでした。その後、特産品の「純粒ウニ」製造のため、剥いた身に塩を打ちきれいに並んだ姿を見て大満足の様子でした。
最後に、自分たちが剥いたウニを使ったウニ丼とウニの潮汁を作り、試食しました。試食では、ほかに製造方法の違う2種類の塩ウニの食べ比べをし、生徒たちからは「おいしい!」「また食べたい!」などの声があがっていました。
▼最初はウニの生態について説明を受けました
▼実際に海上でタモの扱い方を教わります
▼身の取り方を教わり「純粒ウニ」の製造です
▼自分で取って剥いたウニはおいしかったね!檜山漁業士会、北海道水産会の皆さんありがとうございました!