「巣籠の松」=後継樹の苗木の里帰り=

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「巣籠(すごもり)の松」
 旧丹羽中学校の校門近くにある高さ約11メートル、幹の直径約1メートルのイチイ。
 樹齢650年以上とみられ、丹羽地区の開拓が始まった1892年(明治25年)当時、野鳥の営巣木だったことから「巣籠の松」と丹羽開拓の祖、丹羽五郎さんが名付けたと伝えられています。
 この松は北海道の記念保護樹木に指定されています。


 「巣籠の松」は40年ほど前から次第に衰えてきていて、枯死寸前の状態であったため、町では巨樹や名木の後継樹増殖サービス「林木遺伝子銀行110番」を行っている独立行政法人・森林総合研究所林木育種センター北海道育種場に後継樹育成を要請していました。
同育種場は枝を採取、2年間育成し、巣籠の松の遺伝子を受け継いだ苗木(高さ45~55センチ)に成長。
大木丹羽町内会長らの手で、5月20日(木)「巣籠の松」のクローン苗木が丹羽地区内3ケ所(玉川公園、晩翠の森、丹羽活性化センター)に植樹されました。

 
▲「巣籠の松」の前で苗木を受け取る大木丹羽町内会長


▲玉川公園内


▲晩翠の森内


▲丹羽活性化センター内