仲間の漁船乗組員を救助して!

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▲(前列左)福龍丸船長 古畑 和弘さん (前列右)瀬棚海上保安署長 濱岸 雅芳 氏 
  (後列左)乗組員 福士 修一さん (後列右)手塚 峻さん

 2月12日(火)瀬棚海上保安署において、第三十六福龍丸(船長 古畑 和弘)の船長ほか乗組員一同に対して、瀬棚海上保安署長より感謝状が贈呈されました。


▲濱岸署長より感謝状を受ける古畑船長

 2月3日、漁場へ向って航海中だった福龍丸は、仲間の漁船が瀬棚港の沖合で火災延焼との連絡を受け、針路を変更し現場に急行、炎と熱気が包まれている同船から乗組員2名を無事救助し、その顕著な功績を称え感謝状が渡されました。古畑船長は「いつもなら1時間早くに出港している。自分達の船が1番近い場所にいたため、救助することができた。他の船が救助に向っても間に合わなかったと思う。現場に到着した時は、すごい煙だった。少しでも遅くなっていたら大惨事であったかもしれない。とにかくタイミングがよかった。」と生々しい現場の状況を語ってくれました。最後に「こればかりはいつどうなるかわからない、明日は我が身だと。」漁師の方々は、自分達の漁の事だけを考えているわけではなく、漁師仲間の海上安全を願う、横の繋がりの強さを感じました