109年の歴史に幕…せたな町立小倉山小学校閉校式

  • このページを印刷
 109年にわたり地域の教育を支えてきた「せたな町立小倉山小学校」。少子化などの影響で児童数も減少し、今後の児童数増加も見込めないことから、保護者や地域の皆さんと協議を重ねた結果、平成27年3月31日をもって閉校することとなりました。
 小倉山小学校は、明治38年に「小倉山簡易教育所」として認可を受けて以来、明治42年「小倉山尋常小学校」、昭和16年「小倉山国民学校」、昭和22年「小倉山小学校」と改称。小規模校として特色ある校風と伝統を築き、これまで約780人もの生徒が卒業しています。
 昭和57年から始めた「体力づくり」の実践研究では、昭和58年・62年に檜山教育局長賞を受賞し、平成2年には児童の健康増進に対する取り組みが高い評価を受け、北海道教育委員会から優良校として表彰される栄誉に輝きました。さらには平成元年と2年に子供
貯金事業で北海道郵政局長賞受賞を受賞するなど、少人数・小規模の特色を活かし、地域と一体となってその特色ある教育活動を推進してきました。
 これまでの長い歴史に幕を下ろす小倉山小学校の閉校式が3月21日(土)、最後の卒業式が行われた後、地域の皆さんや卒業生など関係者約130人が出席して行われました。
 閉校式では、サプライズで北海道日本ハムファイターズ2015せたな町応援大使を務める斎藤選手と近藤選手からの式電が披露されたほか、小倉山小学校の生徒4人によるお別れの言葉に続き、校旗の返納が行われ、最後には出席者全員で校歌を斉唱。それぞれの思い出を胸に小倉山小学校は歴史に幕を下しました。

■閉校式前に行われた最後の卒業式










■閉校式