118年の歴史に幕…せたな町立玉川小学校閉校式

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 118年にわたり地域の教育を支えてきた「せたな町立玉川小学校」。少子化などの影響で児童数も減少し、今後の児童数増加も見込めないことから、保護者や地域の皆さんと協議を重ねた結果、平成27年3月31日をもって閉校することとなりました。
 玉川小学校は、明治30年に大関栄作・丹羽五郎の命を受け玉川尋常小学校として生徒24人により開校。昭和16年、玉川国民学校となり、昭和22年には現在の玉川小学校という名前へ改称。これまで3,069人もの生徒が卒業しています。
 広大な自然に囲まれた玉川小学校では、昭和62・63年度に文部省の指定を受けた理科指導に取り組むとともに、地域の自然を活かした教育活動の実践に取り組み、平成3年度には北海道教育実践表彰を受賞。平成7年度には日本鳥類保護連盟賞を受賞するなど、その活動はさまざまな分野で高く評価をされています。
 これまでの長い歴史に幕を下ろす玉川小学校の閉校式が2月21日(土)、玉川小学校で地域の皆さんや卒業生など関係者約160人が出席して行われました。
 閉校式では、サプライズで北海道日本ハムファイターズ2015せたな町応援大使を務める斎藤選手と近藤選手からの式電が披露されたほか、玉川小学校最後の卒業生となる児童会長の宗像宏佳さんによるお別れの言葉に続き、校旗の返納が行われ、最後には出席者全員で校歌を斉唱。それぞれの思い出を胸に玉川小学校は118年という長い歴史に幕を下すこととなります。