大成高等学校 輝かしい59年間の歴史に終止符・・・

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 2月9日(土)北海道大成高等学校閉校記念式典が大成農漁村センターで開かれました。在校生である4名の生徒と教職員、同窓生や、地域住民ら264人が出席し、定時制教育時代からの長い歴史に別れを告げました。平成18年度から大成中学校生徒へと受け継がれた「久遠神楽」がはじまると皆、万感の思いで見守り、最後の卒業生となる生徒がこの日のために練習を重ねた、郷土芸能の浮島竜神太鼓の披露ではその力強さに会場には笑顔があふれました。
 生徒会長を務めた杉村茉有子さんは少ない人数でも協力すれば大きなことができること、 地域に支えられてきたことへの深い感謝を示し「ありがとう大成高校」と涙ながらに惜別の言葉を述べました。
 思い返せば今から25年前、この場所で大成高等学校定時制課程閉課式が行われ、当時は町民の誰もが将来を期待し希望に溢れていました。しかし、少子化の波が押し寄せ閉校の運びとなりましたが、時代の変遷と共に常に地域と歩み、学ぶという姿勢と心を育んだ大成高等学校は、これからかわることなく人々の心に残ることでしょう。
 式典の最後には参加者全員で校歌を斉唱、数々の思い出が刻まれた校舎との別れを惜しみ、輝かしい59年間の歴史に終止符がうたれました。
 
▲浮島龍神太鼓の披露



▲最後の校歌斉唱
 
  そして迎えた・・・3月1日(土)第25回卒業証書授与式
  数々の想いを胸に手渡された卒業証書・・・4人の生徒は一人ずつ壇上に上がり
「卒業生の言葉」と題して、3年間の思い出や感謝の言葉を読み上げました。
大成高等学校最後の卒業生として誇りをもって社会へと巣立ちました。

▲「卒業生の言葉」を読み上げる手塚くん

         卒  業  お  め  で  と  う