「太櫓小学校海浜留学十周年記念式典」が開催されました!

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 8月15日(水)、太櫓小学校体育館において「太櫓小学校海浜留学十周年記念式典」が開催され、これまでの留学生・保護者・里親・地域の方・旧職員関係者など約140名が参列しました。太櫓小学校は、北檜山区では一番古い明治16年開校。かつてはニシン漁で栄えましたが、その後のニシン漁の不振、海難事故、集中豪雨などで人口が激減。平成5年の北海道南西沖地震により太櫓地区の人口はさらに半分になり太櫓小学校は、存続の危機を向かえました。「学校は地域の文化」と太櫓小学校の存続について地域ぐるみで検討を重ね、平成8年「海浜留学推進協議会」を発足。平成9年4月には念願の「海浜留学」をスタートしました。当時は留学生1人からのスタートで、留学生集めに奔走する毎日だったそうです。現在では、留学生は延べ150人以上となり里親制での海浜留学児童数は、山村留学も含めて全国1位となりました。



 式典では、村上校長から「発足当時の児童の募集活動は並大抵の苦労ではなかっただろうと推察されます。関係者や地域の皆様のご努力があって今日の姿が形成されたものと思います。更には留学生の日々の生活を支えて下さった里親のみなさんにこの場をお借りして敬意を表したいと思います。みんなを支えてくださっているお父さんお母さん里親の皆さん地域の皆さん先生方に感謝する気持ちを忘れずに、これからもみんなが高まりあうことを目指して、みんなで喜び合えるふとろっ子としての頑張りを見せてください。」と式辞がありました。



 式典後の思い出を語る会では、在校生のヨサコイ披露の後、旧職員・現職員、地元生・保護者、留学生・保護者や里親が「20周年目指して頑張って欲しい」「この海浜留学で自分を見つけることができて良かった」など思い出や近況を報告し合いました。


▲ヨサコイ「パワー」を披露する在校生の皆さん