洞爺湖サミット警備に伴う「せたな警察署サミット支援委員会」が開かれました

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▲挨拶する宮下警察署長と参加者

 3月4日(火)、町民ふれあいプラザにおいて、北海道洞爺湖サミット開催に伴っての「せたな警察署サミット支援委員会」が開かれました。
 これは、7月7日から9日までの3日間の日程で北海道洞爺湖サミットが開催されることに伴って、せたな警察署からも何名かの署員がサミットの警備業務に携わることの報告と、昨年、52年ぶりの交通事故死ゼロを達成した「安心・安全なまち」を実践している当署管内の町でもあり、地域住民に協力をお願いするとの目的で開かれ、関係団体の代表者ら約100名が出席しました。
 最初の挨拶で亀谷檜山支庁長が「昨年の52年ぶりの交通事故死ゼロにおいては、高橋知事からもくれぐれもよろしく言ってくれとの挨拶があった」との報告と、「今回のサミットは、オール北海道で世界各国からやってくるお客さんを迎えなければならない。」と話がありました。続いて、高橋せたな町長から「サミットの成功は、警備・警護だと言われている。地域としてできるところでしっかり応援していかなければならない。サミット成功に向けてのご協力をお願いしたい。」との挨拶がありました。
 また、主催者である宮下せたな警察署長からは「サッカーのワールドカップが日本で開催された時には、せたな警察署から8人の署員が派遣されている、今回のサミットでの派遣人員はわからないが、駐在所の所員なども期間中不在となることもあるかもしれない。地域の方にご迷惑をおかけすることになるが、協力をお願いしたい。」との話がありました。
 その後、函館方面本部警備課のサミット担当者から、スクリーンに映し出しながらサミットに関しての説明がありました。








▲説明を真剣に聞き入る参加者

~北海道洞爺湖サミットについて~
 サミットとは、日本、アメリカ、イギリス、フランス、ドイツ、イタリア、カナダ、ロシアの8カ国の首脳やEU(欧州連合)の委員長が参加して毎年開催される首脳会議です。狭い意味では、サミットは首脳会合を意味していますが、首脳会合の前に開催される外相会合や財相会合を含めた全体をサミットと呼んでいます。
 3月14日を皮切りに日本全国でサミットに関わる会合がはじまります。その中の7月7日から9日までの期間で、洞爺湖町で行われる首脳会議が「北海道洞爺湖サミット」です。
 サミットでは、経済・社会問題を中心に国際社会に直面するさまざまな課題について、各首脳が一つのテーブルを囲みながら意見交換を通じてコンセンサス(合意)を形成し、トップダウンで物事を決定します。
 サミットは他の国際的なフォーラムと異なり、それぞれの国で総合的・横断的に様々な分野で総覧する立場にある首脳がトップダウンで物事を決めるため、適切な決断と措置を迅速に行うことが可能になります。
 議論の内容は、世界経済の諸問題と並んで、冷戦を背景とした東西問題、更には冷戦崩壊後の国際問題、南北問題やその時々の世界情勢などの政治問題のほか、環境、麻薬、テロ、エイズ等感染症など地球規模の社会問題についても議論されるようになっています。
 サミットを開催する国が議長国となり、これまで日本では、1979年、1986年、1993年、2000年と4回議長国となり開催されています。そして今年北海道洞爺湖地域において5回目の議長国となりサミットが開催されます。