せたな町瀬棚国保医科診療所所長、吉岡和晃医師の発表した論文が優秀研究として表彰されました。
この論文は昨年9月に札幌市で開催された全国国保地域医療学会で「ニコチンパッチの公費助成の試み ( -瀬棚町のタバコ健康被害対策- )」と題し発表したものです。
審査評では「町行政の理解により予算を確保し、成果をあげているという具体的な過程を明らかにし、医療と行政との連携の重要性を示しているおり、全国の国保直診が進める地域包括ケアの実践モデルとして高く評価できる」としています。
年一回全国的に開催されるこの学会には、医療や介護など200題を超える研究発表がされ、吉岡医師の論文は、優秀5題のうちの一つに選ばれました。
タバコの健康被害対策事業は平成17年度から始められ、すでに10数人がタバコをやめています。広報せたな9月号にも掲載してありますように、今年度からはせたな町瀬棚国保医科診療所が禁煙指導の保険適用施設になっています。また、喫煙本数が少ないなど、保険適用にならない町民の皆さんは、ニコチンパッチ助成事業の対象になります。タバコをやめようとお考えの方は、ぜひご相談ください。
せたな町では、これからもタバコの健康被害対策を進めていきますので、皆さんのご協力をお願いします。