太田神社について

  • このページを印刷




断崖絶壁にそびえる太田山(485m)は道南五大霊場の一つで、日本海を真下に厳然と威厳を保つかのようにそびえ立っています。
ここに北海道最古の山岳霊場、太田神社があります。

創立は、嘉吉年間(1441~1443年)といわれ、亨徳3年(1454年)松前藩の祖、武田信広公が太田に上陸した際に太田大権現の尊号を賜ったと言い伝えられています。
以来、航海の安全と霊神の加護として信仰されてきました。

円空菅江真澄などの高名僧、高名な旅行家、 松浦武四郎などの探険家も訪れているほか、阿部比羅夫の伝説も伝わる所です。

円空について  ここをクリックしてください。

江戸時代の民俗学者・旅行家・三河(愛知県)出身宝暦四年(1754年)三河国に生まれる。
天明三年(1783年)に郷里より信濃へ出て、およそ18年間、東北・長野・蝦夷を探勝し、久遠へは寛政元年(1789年)に太田参詣のため訪れています。真澄は絵と文をよくし、和歌を嗜み、鋭い観察でその見聞を「蝦夷喧辞辨」に著し、当時の蝦夷地のアイヌ及び和人の生活をありありと記述しています。

世界的な北方探険家・開拓判官・著述者、また北海道の命名者文政元年(1818年)伊勢国に生まれる。最上徳内や間宮林蔵らと肩を並べた探検家で、蝦夷の多くの記録を残し、本道開拓の貴重な資料となりました。
弘化二年(1845年)に久遠に入り、奇岩が立ち並ぶ風景を目にして「奇観なり」と評しています。箱館府判事・開拓判官に登用され、北海道の道名・国名・郡名の名付親となりました。