平成22年 新年のごあいさつ

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 新春を迎えて

 せたな町長 高橋 貞光



 誠実に一歩一歩  持続可能な自治体を目指して





  新年明けましておめでとうございます。
 町民の皆様には、希望に満ちた平成22年の新年を迎えられましたことを心よりお慶び申し上げます。
 お陰をもちまして、私も一期四年を終え再び二期目の町政を担当させて頂くことになりました。改めてその重責を感じながら、新年を迎えております。この間、町民の皆様には、大変温かいご理解とご支援を賜り、町政に大きな前進を見ることが出来ましたことに、心より深く感謝申し上げます。

 一期を振り返ってみますと、新町は当初から厳しい財政を引き継ぐと同時に構造的な課題も多く抱えており、健全化を達成するには町づくりそのものを見直す必要がありました。
 「必要なものはやる」という考えから、必要であっても継続的に維持できないものは止めて、持続可能な自治体経営を目指すことへの方向の転換をいたしました。
 財政の健全化計画を作るのは簡単ですが、実行するのは大変難しいことです。これを確実なものとするには阻害要因をまず排除しなければなりません。
 医療改革もその一つで、病院会計の赤字は財政悪化の要因の一つでありましたが、これまで住民感情を考え、町民にとって大事な医療体制の改革に取り組むことは大変難しいものがありました。
 しかし、私は避けて通れないこの問題に、身を切られる思いでありましたが勇気を持って取り組み、結果、救急と入院を守り、しかも委託診療により診療科目を充実しながら会計改善が図られ、一病院二診療所体制を維持しつつ一次医療を守ることが出来ています。
 人件費につきましても、職員定数の削減・給与のカットを実施、このような一連の改革の結果、現在、健全化は計画通り進んでおります。
 これらの取り組みの課程では必ず痛みが伴うことは承知しております。しかし旧町での反省に学び「将来世代の負担を減らし、身の丈にあった町づくりを行う」、この基本姿勢で、これからもまだ道半ばの一連の改革を進めると同時に、コストや効果を十分考え二期目の約束を実現して参りたいと考えております。

 昨年を表す漢字は「新」と報じられました。
 政権交代やデフレスパイラルと、政治も景気も新たな局面に入り今までとは違い先の予測にも慎重な判断が求められるほか、地方分権が進み益々地方の責任が大きくなって参りました。
 こうした中、当初予算に加え、国の経済対策の二十年度二次補正の繰越分と二十一年度一次補正が追加され、旧町で先送りされた事業やせたな町総合計画に沿った事業、公共施設の改修等積極的に取り組んだことから町全体の経済はこれまでになく活発化し成果の大きさを実感できた一年でありました。

 農業につきましては、七月の天候不順により水稲・畑作の収量は平年作を下回り、畜産も一昨年に続き飼料高、販売価格安、また漁業につきましても、イカ・サケの不漁と一次産業全般に従事者の努力が報われない年でありました。
 このような中、肥料・飼料の高騰対策や継続事業のハウス・優良家畜導入や基盤整備へ支援をし経営基盤強化を図ったところであります。
 現在、力を入れております高収益作物のブロッコリー・ハウス野菜は面積、販売額共に伸び、今後の産地形成に期待しています。

 漁業では引き続き手数料の軽減やサケ飼育池の整備に支援、ウニ移植、アワビ養殖や稚ナマコ中間育成礁等に必要な支援をし水産振興を図ったところです。

 医療・福祉等については、せたな町立国保病院改革プランに基づき、地域連携室を設置しソーシャルワーカーを配置、患者や家族との連携を図ったほか、大成歯科診療所は新しい先生により委託診療を継続しております。
 また、今年度より障がい者支援につきましても、専従職員を配置し充実をしたほか三杉荘浴室増改築を行い利用者の利便性の向上に努めたところです。

 ライフラインの整備では、大成区水道施設整備事業に着手、町道については丹羽豊田線防雪柵設置工事が完成し冬期間の安全が確保されたほか、南五号線の改良工事に着工しました。また町営住宅は本年度五号棟の完成をもって建替事業計画が終了することになります。

 北部檜山衛生センター組合の処分場も本年度浸出水処理施設の本体工事の完成により平成十八年より進めてきました一連の整備が終了することになります。

 災害に強い町づくりでは、消防法の改正に伴い義務付けられた火災警報器の設置に助成したほか、北檜山消防団第一分団の消防ポンプ車、瀬棚消防団第二分団の小型動力ポンプ付積載車を更新、また大成消防支所ホース乾燥塔の改築を実施し防災と消防力の強化を図りました。

 商工関係では、商工会が取り組んだ春と冬二回のプレミアム券に補助を行い、冷え込んでいる購買力の回復と町民生活支援に成果を感じたところであります。

 このように各区において、産業振興や社会資本の整備等町づくりが進んだ一年でありました。
 これからも社会の動きや変化に柔軟に対応し町民の皆様が安心して暮らせるバランスのとれた町づくりに努力して参りたいと考えております。

 また今年度をもって設置期間が満了となる合併特例区は地域自治区に移行されることになりますが、引き続き地域住民の皆様のご意見をしっかり行政に反映して参ります。

 それでは新しい年が町民の皆様にとりまして良い年でありますよう心よりご祈念申し上げ年頭のご挨拶といたします。