平成20年 新年のごあいさつ

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 新春を迎えて

 せたな町長 高橋 貞光



 更なる行財政改革と  町づくりに全力を尽くします


 新年明けましておめでとうございます。町民の皆様には希望に満ちた新春を迎えられましたこと、心よりお慶び申し上げます。また日頃、町政全般にわたり暖かいご協力を賜り心よりお礼申し上げます。

 昨年は、「自治体財政健全化法」の施行、そして道からは「自治体病院等広域化・連携構想素案」、続いて総務省から「公立病院改革ガイドライン」が示されました。地方自治を取り巻く環境は益々厳しくなっている状況にあります。
 しかしせたな町にあっては、これらに先立ち平成18年度より「財政非常事態宣言」をし、自治体経営を現実的な視点から財政規模に見合った財政運営への転換を目指し、健全財政を取り戻すための、様々な改革を既にスタートしています。取り組みの成果としては、19年度末で借金残高において15億円、職員についても40名余り合併時と比べ削減が見込まれます。

 また、医療改革についても「せたな町医療等対策審議会」で様々な角度から議論・検討の上答申を受け、19年4月より1病院2診療所体制をとり、運営の効率化を図るとともに、新たに眼科や整形外科の委託診療など医療機能を充実させ、将来的にも継続して安定した医療サービスを効果的に提供できる体制の構築を図りました。本町の公的医療機関の再編は、こうした一連の国・道の構想に一歩先駆けたものとして、道からも一定の評価を頂いています。

 昨年を振り返ってみますと水稲は、7月の大事な時期の異常低温と日照不足により作況指数68という大凶作、畜産も輸入穀物の値上りや海上輸送コストのアップによる飼料価格の高騰など農家経営は大きな打撃を受けました。このようなリスクを回避するために取り組んだ高収益新規作物の花卉やブロッコリーは収益面においても期待通りの成果を上げ、栽培農家が拡大傾向にあることから基盤整備、自給飼料の確保などと共に経営基盤の強化を目指して参ります。

 水産については、懸案でありました上浦漁港の製氷貯蔵施設が完成するなど水産基盤の整備が一段と進みました。しかし、主要魚種であるイカ・サケ共に前年を大きく下回る水揚げ高となりました。特にイカは燃油の値上の影響をまともに受け、大変憂慮している所であり漁協などと協議しながら、しっかりとした対応をして参りたいと考えています。ナマコ・ウニは昨年を上回る結果となっており、これからもナマコの増殖、ウニの移殖、アワビの養殖に引き続き取り組み漁家経営の安定と水産振興に努めて参ります。
 商工業は、依然として消費低迷の状況にありますが、中でも近隣町での大型店舗の進出などで消費動向に変化が見られることから、魅力ある商店街づくりを進め集客力の向上に向けた商工会の取り組みに期待をするところです。

 建設業は、国・道の公共事業費の削減により厳しい状況が続いていることから、限られた財源の中ではありますが、最大限計画的に事業の発注をして参ります。また、道道・国道の整備、高潮・地滑り対策、河川の改修など要望し、公共事業の確保に努力して参ります。

 子育て支援につきましては、3区共に0歳児保育・子育て支援センター、学童保育の実施態勢が整い、管内一安い保育料と共に大幅に充実することとなります。これにより、少子化に歯止めがかかればと期待をしています。
 また高齢者等に対しましても健康づくりや除雪サービスをはじめとする保健・福祉施策の充実を図っているところですが、今回原油高による灯油価格高騰を受け、低所得者を対象に灯油購入代金を助成する「福祉灯油」を実施し、この寒い冬を暖かく過して頂くための緊急対策をすることといたしました。

 ライフライン関係では、大成区の水道施設の老朽化が著しいことから、昨年度宮野地区小川において水源調査を行い、今年度は国の認可を受けるための所定の手続きを行い、事業着手に向けた作業を進めて参ります。
 また下水道につきましても区域の拡大を進めていますが、接続率が依然として低い状況にあり、会計悪化の要因ともなっていることから、是非区域内住民の皆さんには下水道の接続をお願い申し上げます。

 昨年11月26日、総合計画策定審議会の佐藤佑二会長より新せたな町のこれからの町づくりの指針となります「せたな町総合計画案」の答申を頂きました。この中の基本理念・基本目標のもと取り巻く環境は依然として厳しい状況ですが、職員一丸となって旧町からの課題の解決と新町としての町づくりに全力を尽くして参りますので、変わらぬご理解とご協力をお願い申し上げます。

 新しい年が町民皆様にとりまして良い年でありますよう心からご祈念申し上げ、年頭のご挨拶といたします。