平成19年 新年のごあいさつ

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 新春を迎えて

 せたな町長 高橋 貞光



 健全な町づくりを目指して  行財政改革の推進に全力を尽くします


 新年明けましておめでとうございます。町民の皆さまには希望に満ちた新春を迎えられましたことを心よりお慶び申し上げます。また、日頃より町政全般にわたり暖かいご協力を賜り心よりお礼申し上げます。

 合併して一年余りがたちました。今多くの市町村が財政危機に直面しておりますが、その要因は、国の三位一体改革による地方交付税や国庫支出金の削減に加え、地方税収の伸び悩みなど都市と地方との格差が拡がる結果となっております。せたな町においても平成十七年度決算の財政指標数値がまとまったものを受けて私は財政運営の責任者として「財政非常事態宣言」をいたしました。
 財政再建の道程は決してたやすいものではありませんが、様々な改革を持って自治体経営を現実的な視点から財政規模に見合った財政運営への転換を急ぎ、健全財政を取り戻すことが当面の課題と認識しております。

 昨年を振り返ってみますと農業については、後半気候に恵まれ農畜産共に豊穣の秋となりました。 しかし、農家経済は依然として回復しておらず、さらに新年度より農業政策の転換やオーストラリアとの二国間貿易交渉等、不安材料の多いことから、新たな高収益作物の導入等経営体質の強化を進めなければなりません。また、北檜山地区は基盤整備が終わりましたが、今後若松地区を年次計画に沿って整備して参ります。

 水産業については、イカの豊漁とサケの高値により、昨年を上回る水揚げ高となりましたが、サケ資源の拡大を図るため、宮野地区の小川に三百万匹のサケ二次育成池の施設整備に助成を行いました。また、近年高値となっているナマコの増殖やウニの移殖、アワビの養殖に引き続き取り組み、漁家経済の安定と水産振興に努めて参ります。

 商工業は、昨年町外資本の参入により消費者の動向に変化が生じてきていると思っております。これを機会に、なお一層魅力ある店舗づくりを進め、集客力の向上に努めていただくことにご期待し、本年統合される新生せたな町商工会の事業の取り組みに協力して参ります。

 建設業は、公共事業費の削減により、大変厳しい状況が続いておりますが、今年も限りある財源の中で、町の計画的事業の発注をはじめ、高潮、地滑り対策や太櫓川、利別川の改修、道道、国道の整備など公共事業の確保に最大限の努力をして参りますので受注に向け技術力の向上など一層の企業努力をお願い致します。

 医療・福祉・介護については、昨年十二月八日、新町の医療体制のあるべき姿について審議会より答申が出されました。これを尊重しながら町民の安心・安全を考えるとともに新町の財政で支えられる具体策を早急にまとめて参ります。また障害者・地域包括支援センターの充実に努めて参りますが、本年は、民間によるグループホームが北檜山区、大成区でオープンする予定となっており社会的弱者に対する支援は大幅に向上することとなります。

 教育関係につきましては、北檜山小学校校舎の完成、瀬棚商業高等学校体育館の暖房等環境整備を進めてきました。引き続き教育施設の充実に努めて参ります。
 また、いじめ問題については、家庭、学校、地域社会がそれぞれの責任をしっかり果たすことが何よりも大切と考えます。親は最大の教育者とよく言われます。次の時代を担う人材を育てるその責任を大人がみんなで負わなければなりません。全体の教育力の向上に取り組んで参ります。

 災害対策については、北檜山区防災行政無線の整備も終り一月一日から開局いたしました。今後ともあらゆる災害から住民の生命や財産を守る体制づくりに努めて参ります。

 何れにいたしましても、私は職員ともども全体の奉仕者として、住民本位の行政の推進に全力を尽くすことを肝に命じ頑張って参ります。過度の社会資本の整備は逆に町民の皆さまに負担を与えることから、適正な整備を考えながら行財政改革を進めて参りますので、今後とも一層のご理解とご協力をお願い申し上げます。
 新しい年が、町民皆さまにとりまして良い年でありますよう心よりご祈念申し上げ、年頭のご挨拶といたします。