全体図

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風車の羽を鳥のイメージに重ねて「風海鳥」と 名づけました。
美しい日本海を眼下に、風をはらんでエネルギーの未来と

力強く羽ばたき続ける風車の様子を想像していただければ
幸いです。



せたな港湾内東防波堤に風況観測を設置し、地上高20メートル・5メートルにおける風況データを1年に渡って調査いたしました。観測手法は、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)作成の風況精査マニュアルに準拠しています。

風況精査の結果、冬場の季節風(西北西風)の並外れた強さに加えて、夏場のやませ(東南東風)も相当な強さで吹いていることが観測されました。これまで未利用であった東外防波堤の静穏海域に賄存する膨大な風力エネルギーを利用して電力を生み出す洋上風車構想を実現したことは、今後のわが国の洋上風力発電を推進する意味で、その価値は計り知れません。





風力発電設備としての計画年間発電電力量は、約4,200MWhで一般家庭約1,000世帯分の年間消費量に相当します。
なお、基礎部分は、魚礁や蓄養施設など漁業との協調の役割を果たしています。



名称 ヴェスタス社製(デンマーク)
公称出力 660kW
定格出力 600kW
カットイン風速 4.0m/s
カットアウト風速 25.0m/s
ロータ直径 47.0m
ハブ高さ 40.3m
最高到達点 64.2m