太田神社までの道のり

山を見上げると40度の急勾配の階段に3つの鳥居、階段は足を掛ける縦幅も狭く恐ろしさを感じる。登りきった階段の左横には地蔵があり、ここで階段を見下ろすと、あらためて階段の勾配に驚かされる。
(43m)
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ロープ沿いに山道が続く。ロープは階段から本殿まで続いているので道に迷うことはないが、道は木の根と岩石が入り込んだ狭い道幅で注意が必要。 50mほど歩くと小川があり、先に鉄はしごがあるのでそれを登り進む。
(103m)
そこより100m登ると岩崖の下に地蔵があり、さらに100m近く登ると女人堂がある。周辺は大木が多く、平地も有ることから休憩地点とできる。
地 蔵(260m)
女人堂(358m)
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4 険しい山道が続く。勾配がきついためロープを掴みながら登る。探検家の松浦武四郎(安政3年に太田神社を参拝)の手記に「オニカミノボリ」という言葉があるが、まさしく「鬼が神のように登る道」!
いよいよ本殿の鳥居が見え、そこより進むと鉄の橋がある。幅1m、長さ16m、ゆっくりと橋をわたると右下は谷底、左側の絶壁には鉄の鎖が見える。
(669m)
5 仙人
6 本殿のある岩穴の真下まで来た。 90度の絶壁から7メートル程の長さの鉄鎖が下がっている。恐ろしさを感じるが、これを登らないと本殿にはたどり着けない。
(696m)
鉄鎖を登りきり、やっと岩穴内の本殿に着く。岩穴は広いところでも4m程度。本殿の社は高さ・幅・奥行きとも2.5mから3m程。岩穴内は涼しく、約70cmの玉石も奉納されている。参拝し、岩穴より眺望すると拝殿・定燈篭・青い海が見え、正に太田山は太田大権現、神の住む霊場であることが実感できる。
(705m)
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(山登りの通常所要時間  登り30〜40分:降り10〜20分)

 

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