基 本 計 画 |
@土地の有効活用 土地は、限られた資源であり、また、社会の諸活動にとって欠かすことのできない重要なものとして位置づけられます。 当町のもつ自然環境を守りながら、より豊かな生活環境を確保するため、自然景観などとの調和を十分考慮し、計画的な土地の有効利用に努めます。 |
[主な取組み] 1.農業地域の土地の有効活用 2.市街地地域の土地の有効活用 3.森林地域の土地の有効活用 4.自然公園地域の土地の有効活用 |
A道路網の整備 当町の道路網は、江差と小樽を結ぶ国道229号が南北に通り、道道西大里瀬棚停車場線など一般道道3路線で形成されています。 また、町道については、町民の生活道路として計画的に整備が進められ、道路景観や自然環境への配慮が求められています。 特に、平成9年の国道229号第2白糸トンネル崩落事故を教訓に、安全で信頼できる交通網の整備に努め、人にやさしい道路づくりを進めます。 |
[主な取組み] 1.町道旭線の整備 2.町道東最内線の整備 3.町道馬場川鈴の原線の整備 4.町道栽培センター通り線の整備 5.町道島歌線の整備 6.道道西大里瀬棚停車場線の歩道の整備 7.渡島半島横断道路の建設促進 8.一般国道229号の安全対策の促進 |
B公共交通の充実 昭和62年、旧国鉄瀬棚線が廃止された後、長万部まではバス運行に代わり、また、札幌や函館への直行バスも運行され、スクールバスの利用など、バス交通が生活の中心となっています。 今後も、より利用しやすい運行に努めながら、生活に根ざした交通体制づくりを進めます。 |
[主な取組み] 1.旧国鉄瀬棚線代替バスの運営の支援 2.瀬棚〜札幌間直行バスの通年運行の要請 3.スクールバスの一般運行 |
C情報通信の充実 近年の情報通信技術の発達により、地域を越え個人、企業、行政が簡単に情報の交換ができるようになっています。 当町では、災害時の町民の安全と正しい情報を素早く伝えるため、防災行政無線を整備し、また、パソコンによる情報の発信を行っており、産業・文化・行政などそれぞれが連携した情報通信のネットワークづくりを進めます。 |
[主な取組み] 1.通信網の充実 2.防災行政無線の活用 3.パソコンによる情報の受発信 |
D住宅と住環境の整備 当町の住宅建設は、近年の低金利のもと、宅地の分譲と併せ、順調に個人住宅が建設されております。 ふるさとに定住する意欲を高めるためにも、計画的な宅地開発を進め、公営住宅の整備や民間アパートなどの建設を促し、高齢者も安心して暮らせる住宅環境の整備に努めながら、快適に過ごせる美しいまちづくりを進めます。 |
[主な取組み] 1.公営住宅の建替 2.高齢者向け公営住宅の整備 3.単身者住宅の整備 4.宅地等分譲地の開発 5.個人住宅の建設支援 6.民間アパートの建設促進 |
E上水道の整備 当町の水道は、簡易水道と営農用水道により町内全域に飲用水が供給されています。 また、生活様式の変化などにより、より安全で清潔な水道水の供給が求められています。 今後も、良質な水資源の確保に努め、施設の整備や緊急災害時に備えた給水体制の整備など健全な水道事業の運営を進めます。 |
[主な取組み] 1.水道水の安定供給 2.導水管の入替 |
F消防・救急体制の充実 現在、檜山広域行政組合として、相互応援、広域協力のもと消防体制が整備されています。 特に、近年は幾度となく発生する自然災害などへの対応など、防災に対する備えや予防の徹底が求められております。 町民の生命や財産を守るため、日頃からの訓練や施設の整備、積極多岐な予防活動に努め、医療施設と連携を取った素早い救急体制の整備を進めます。 |
[主な取組み] 1.防火水槽の整備 2.消防ポンプ車の更新 3.高規格救急車の導入と医療機関との連携 4.火災予防啓発 5.地域防火クラブの育成 |
G防災対策の充実 当地域は、近年、北海道南西沖地震や国道229号第2白糸トンネル崩落事故という大規模な自然災害が相次ぎ、防災は当町にとって重要な課題であり、地域防災計画の見直しにより、災害時に素早く対応できる組織づくりを進める必要があります。 また、災害を未然に防止するため、治山事業や高潮対策事業に積極的に取り組むとともに、災害に備えた緊急時ヘリポートの整備や防災行政無線の活用、災害に対しての心構えを高め、災害に強いまちづくりを進めます。 |
[主な取組み] 1.地域防災計画の策定 2.三本杉海岸の護岸の整備 3.馬場川の高潮対策事業 4.利別川瀬棚築堤の整備 5.治山事業の推進 6.防災緊急ヘリポートの整備 7.防災行政無線の活用 |
H交通安全・防災対策の推進 ●交通安全 町民の生活行動範囲の広がりや道路網の整備などによる観光客の増加など、今後も交通量が増えるものと思われ、なお一層交通安全に対する町民一人一人の取り組みと施設の整備が求められています。 町民総ぐるみで交通安全に取り組み、交通事故のないまちづくりを進めます。 |
[主な取り組み] 1.交通安全運動の推進と意識の徹底 2.交通安全施設の整備 3.交通安全町民の集いの開催 |
●防犯 当町は、これまで比較的犯罪の少ない町でしたが、地域内での連帯意識が薄れている中で、全国的な犯罪の悪質化や低年齢化など、情報を通じた影響が心配されます。 当町では、平成9年に安全で住みよい町づくりに関する条例をつくり、家庭、学校、地域、行政、警察などが協力しながら、地域ぐるみでの活動に取り組んでおり、犯罪のない安全なまちづくりを目指します。 |
[主な取り組み] 1.防犯活動の育成と防犯意識の徹底 2.防犯施設の整備 |
I消費生活環境の充実 消費者を取り巻く環境は、大きく変化してきております。 通信販売や訪問販売など手軽な購入方法やクレジットカードの広がりによる消費感覚の低下など、販売をめぐっての問題や悩みが多く発生していることから、正しい情報を広く周知し、消費者自身の意識を高めながら、安心して買い物ができる環境をつくります。 |
[主な取り組み] 1.消費者相談の実施 2.情報の提供と意識の徹底 |
@環境保全・衛生対策の推進 ●環境保全対策 排気ガスによる大気汚染や生活排水による水質汚染などの環境問題は、私たち日常生活の中からそれぞれの観点で見直し、各自が役割と責任を果たす必要があります。 当町は、豊かな自然に恵まれた地域であり、特に河川環境に対する取組みを進めながら、地球環境をも見つめた環境保全を目指し、公害のない環境づくりを進めます。 |
[主な取組み] 1.森林環境の整備 2.ダムの構造改善 3.特定環境保全公共下水道事業 4.環境保全意識の徹底と実践 5.農漁村地区の環境整備 |
●衛生対策 社会経済の進展や日常生活の変化などにより、ごみの排出量が増大し、処分地の確保やダイオキシン(ごみ焼却時などに発生する有害物質)など、ごみ処理に関する問題も多く、正しい知識と、ごみを出さないよう心がけ、積極的なリサイクル(再利用)活動が求められています。 当町のごみ処理と、し尿処理は、北部4町による北部檜山衛生センター組合で共同処理しており、平成12年度からの容器包装廃棄物の分別収集に向け、リサイクル意識の徹底に努め、きれいなまちづくりを進めます。 |
[主な取組み] 1.ごみ減量化の推進 2.ダイオキシン対策の推進 3.地域ぐるみのリサイクル活動 |
B公園整備と緑化推進 ●公園整備 余暇時間の増大やゆとりの時代を迎え、幼児から高齢者まで安心してくつろげる交流の場として、また、健康づくりや地域活動の場として、身近な公園の整備が求められています。 立象山公園や漁火公園などの整備を進めながら、商店街や森林を活用した公園を整備し、ゆとりとやすらぎを感じるまちづくりを進めます。 |
[主な取組み] 1.立象山公園の整備 2.漁火公園の整備 |
●緑化推進 緑は、大気の汚染や地球の温暖化を和らげるものとして、必要性の高い貴重な資源でもあります。 当町は、狩場山系を中心に優れた自然環境に恵まれた地域であり、森林を増やす事業として植樹祭などを実施し、水源養成など生態系の保全に努めています。 また、国道緑地帯での花壇づくりなど、町民自らの手による緑と花につつまれたまちづくりを進めます。 |
[主な取組み] 1.生活環境保全林の整備 2.茂津多地区の森林環境の整備 3.植樹祭の実施 4.国道緑地帯の花壇づくり |
C街路景観の環境整備 生活の中にうるおいややすらぎを感じる、魅力ある町並みづくりが求められています。 街路景観の整備として、広場や街路樹、花壇、街路灯など、特色あるデザインに工夫した、快適な街路景観づくりを進めます。 |
[主な取組み] 1.街路灯の整備 2.国道緑地帯の花壇づくり 3.商店街の環境整備 |
D地域エネルギーの活用 エネルギーは、健康で文化的な生活をするために欠かせないものであり、今後も安定した供給を図る必要があります。 特に、近年、二酸化炭素の排出など地球環境問題が大きな課題となっており、瀬棚町の地域性を生かした、風力などのクリーンエネルギーの導入や温泉の活用を進めます。 |
[主な取組み] 1.風力発電施設の設置 2.三本杉地区の温泉の再開発 |