基 本 構 想

2.まちづくりの目標

(1)将来像

 21世紀という新たな時代に思いを馳せるとき、私たちは、「本当の豊かさや暮らしぶり」とは何かということを絶えず問い返し、より一層の新しい価値を生み出す地域社会を創りたいと考えます。
 「瀬棚に住んでいてよかった」「瀬棚を訪ねて本当によかった」と実感できるような「暮らしぶり」。健康に包まれ、明るく、やさしく、豊かで活気に満ちたまちであるとともに、ふるさとに誇りをもち、町民が力を合わせ支えあい共に歩むまちこそが、瀬棚が目指すべき将来の姿と考えます。
 私たちのまちには、緑の野山と世界につながる海があります。そして、先人たちの思いと汗が目指した夢があります。
 いま、新しい瀬棚は、私たちの熱い思いの中にあります。そして、来るべき21世紀に、私たちの共通の願いを込めて、瀬棚町の将来像を、
『暮らしを見つめ・暮らしを創るまち/せたな』
と定めます。



(2)将来像実現にむけての基本目標

 私たちの暮らしの中にある課題を見つめ、将来像を実現するため、次の5つをまちづくりの基本目標として掲げ、施策を進めます。


1 参加の中から共に創る瀬棚をめざす
   みんなで進めるまちづくり

━━━
<施策の基本方向>
(1)心ふれあう地域協働のまちをつくる
(2)情勢に応じた行政をすすめる

2 活力の中から魅力ある瀬棚をめざす
   活気のあるまちづくり

━━━
<施策の基本方向>
(1)地域の特性を生かした産業の振興をすすめる
(2)港湾を生かしたまちをつくる

3 暮らしの中から快適な瀬棚をめざす
   安全快適な美しいまちづくり

━━━
<施策の基本方向>
(1)安全で快適な生活環境をつくる
(2)自然環境にやさしいまちをつくる

4 健康の中から安心する瀬棚をめざす
   安心とやすらぎを感じるまちづくり

━━━
<施策の基本方向>
(1)健康づくりをすすめる
(2)充実した福祉社会をつくる

5 学びの中から誇れる瀬棚をめざす
   ふるさとに誇りを持てるまちづくり

━━━
<施策の基本方向>
(1)個性豊かな教育環境をはぐくむ
(2)歴史と文化の香るまちづくり




(3)施策の基本方向


1.参加の中から共に創る瀬棚をめざす

(1)心ふれあう地域協働のまちをつくる
(2)情勢に応じた行政をすすめる


 町民が、豊かな個性と創造性を発揮しながら、まちづくりに参加できるような形を創り、行政の広域的な展開や効率的な運営、人材の育成などを進め、地域ごとの人のつながりや町民と行政が一体となったまちづくりのため「参加の中から共に創る瀬棚」をめざします。


2.活力の中から魅力ある瀬棚をめざす

(1)地域の特性を生かした産業の振興をすすめる
(2)港湾を生かしたまちをつくる


 恵まれた豊かな自然などを生かした新しい農林水産業の振興や魅力ある商店街づくりによる商業の振興、歴史や産業と一体となった観光の振興と併せ、瀬棚港の整備とその有効活用を進め、活気のあるまちづくりのため「活力の中から魅力ある瀬棚」をめざします。


3.暮らしの中から快適な瀬棚をめざす

(1)安全で快適な生活環境をつくる
(2)自然環境にやさしいまちをつくる


 瀬棚町の豊かな自然環境を守り育てながら、様々な分野での生活環境の見直しを進め、環境にやさしい、安全で住みやすい環境をつくり、交通や情報などの生活基盤を整え、安全快適な美しいまちづくりのため「暮らしの中から快適な瀬棚」をめざします。


4.健康の中から安心する瀬棚をめざす

(1)健康づくりをすすめる
(2)充実した福祉社会をつくる

 高齢社会に向けて、町民一人一人が生涯を通じて自らの健康づくりに取り組み、すべての人が地域の中で平等に暮らせ、生き生きとした安心とやすらぎを感じるまちづくりのため「健康の中から安心する瀬棚」をめざします。


5.学びの中から誇れる瀬棚をめざす

(1)個性豊かな教育環境をはぐくむ
(2)歴史と文化の香るまちをつくる


 国際交流や地域間の交流を積極的に進め、様々な文化や価値観とふれあいながら、自然や歴史を生かした、個性豊かな教育・文化など創り育て、誰もが自由に学べる環境づくりに努め、ふるさとに誇りを持てるまちづくりのため「学びの中から誇れる瀬棚」をめざします。





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