第4次 瀬棚町総合計画
「暮らしを見つめ、暮らしを創るまち、せたな」


は じ め に

 本町の総合計画は、昭和43年から10か年ごとに計画を策定し、昭和63年度を初年度とする第3次瀬棚町総合計画は「豊かな自然につつまれたあすのまちづくりをめざして」をテーマに策定され、自然や歴史的遺産を大切に保存しながら、地場産業の振興を基本に活力ある地域経済を確立し、福祉の向上充実と教育文化の高揚、住みよい生活環境の整備をはじめ、多岐にわたり効果的な各種施設を展開し、郷土を愛し、誇りの持てる魅力あるまちづくりを進めてまいりました。

 この間、国内外の情勢は急激に厳しさを増し、バブルの発生と崩壊による長期不況、地球環境の変化、急速な国際化・情報化の進展、生活価値観の多様化、女性の社会進出、出生率の低下、高齢社会の到来など大きな転換の時代を迎えています。
 このように、変化する時代の中で、21世紀の幕開けを迎えての新たなまちづくりを進めるため、平成19年度までを目標とする「第4次瀬棚町総合計画」を策定いたしました。
 この計画は、本町の特性を生かした発展方向を示した将来像と、それを実現するための基本的方策からなり、今後のまちづくりを進めるための指針となるものです。
 本計画の推進にあたっては、国・道をはじめとする各関係機関各位のご支援はもとより、町民皆さまと一体となったまちづくりが不可欠であります。今後とも一層のご理解とご協力をお願い申し上げる次第です。

 最後に、この計画の策定にあたりご尽力を賜りました瀬棚町総合計画策定審議会の委員、及び瀬棚町議会議員、並びにアンケートなどで貴重なご意見やご提言をお寄せいただきました町民の方々や札幌・東京のふるさと会の皆さまに心から感謝を申し上げます。

  平成10年7月
                                        瀬棚町長  平 田 泰 雄




目次

T.基本構想

1.計画の策定にあたって
(1)計画策定の趣旨
(2)計画の基本的考え方
(3)計画の構成と期間
(4)計画の改定
(5)瀬棚町の概況
(6)瀬棚町の課題
2.まちづくりの目標
(1)将来像
(2)将来像実現に向けての基本目標
(3)施策の基本方向
3.施策のあらまし


U.基本計画

1.参加の中から共に創る瀬棚をめざす
(1)心ふれあう地域協働のまちをつくる
 @コミュニティの形成と町民参加の推進
 A地域づくり活動の推進
(2)情勢に応じた行政をすすめる
 @効果的な行財政運営
 A広域的な地域づくりの推進
2.活力の中から魅力ある瀬棚をめざす
(1)地域の特性を生かした産業の振興をすすめる
 @農業の振興
 A林業の振興
 B水産業の振興
 C鉱工業の振興
 D商業の振興
 E観光の振興
(2)港湾を生かしたまちをつくる
 @瀬棚港の整備(マリンタウンプロジェクトの推進)
 A瀬棚港の活用
3.暮らしの中から快適な瀬棚をめざす
(1)安全で快適な生活環境をつくる
 @土地の有効活用
 A道路網の整備
 B公共交通の充実
 C情報通信の充実
 D住宅と住環境の整備
 E上水道の整備
 F消防・救急体制の充実
 G防災対策の充実
 H交通安全・防犯対策の推進
 I消費生活環境の充実
(2)自然環境にやさしいまちをつくる
 @環境保全・衛生対策の推進
 A下水道の整備
 B公園整備と緑化推進
 C街路景観の環境整備
 D地域エネルギーの活用
4.健康の中から安心する瀬棚をめざす
(1)健康づくりをすすめる
 @保健事業の充実
 A医療体制の充実
 B効果的な健康づくりの推進
(2)充実した福祉社会をつくる
 @地域福祉の推進
 A高齢者福祉の推進
 B障害者福祉の推進
 C児童福祉の推進
 D母子(父子)福祉の推進
 E低所得者対策の充実
 F社会保障の充実
5.学びの中から誇れる瀬棚をめざす
1)個性豊かな教育環境をはぐくむ
 @生涯学習の推進
 A生涯教育の充実
 B生涯スポーツの振興
 C国際交流の推進
(2)歴史・文化の香るまちをつくる
 @芸術・文化活動の推進
 A歴史・文化遺産の保全活用



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