ハンフォード成人派遣事業に参加して
汲ュまのでんき  熊 野  望

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 今回のハンフォード訪問は、私にとって初めての海外旅行でしたので、行く前は、英語が話せないのにホームステイしに行っても大丈夫なのかとても不安でした。
 私は、ホームステイ先を聞くまでは夫婦に子供4〜5人家族の所に行くと、勝手に想像していたのですが、私のホストファミリーはアレックス・ヅイギンズさんというエンジニアの仕事をしている方の所でした。
 一人暮らしの家にホームステイするのは結構厳しいなと思いました。
 ハンフォードに着いてすぐ、アレックスに会ったのですが、家へ向かう車の中、また家に着いてからもなかなか会話がうまくいかなく、辞書を見ている時間のほうが長かったように記憶しています。
 アレックスは、まだ30歳という若さでしたが庭付きの一軒家に住んでいて車も2台持っていました。
庭では犬を飼っていて「俺の犬はクレイジードッグなんだ」と言っていましたが、私は犬が苦手なので遊んでやることは出来ませんでした。
 その日、ウェルカムパーティーがあったので「二人だけの時間が少なくて助かった」と思っていましたが、それだと来た意味がないので、次の日から頑張って話し掛けるようにしましたが「やっぱり英語が話せないのは痛い」と実感しました。
 

 翌日の夜は、ハンフォード市の商店街でワインの飲み歩きができるイベントがあり、アレックスとアレックスの両親と一緒に2時間位飲み歩きました。
そのイベントは、チケットを買いワイングラスをもらって参加するもので、協賛店に赤・白のワインが一種類ずつおいてあり、チケットを渡すとグラスにワインを注いでくれるというものです。
 30件ぐらいある協賛店うちの半分ぐらいのお店を回りましたが、アルコールが苦手な私でも楽しく飲み歩け、とても楽しかったです。



 ハンフォード最終日は土曜日で、アレックスも仕事が休みでしたので、アレックスや他の派遣団とそのホストファミリーで行動しました。
 セスナ機に乗せてもらうことになり、ジェット機と違い小さいので揺れるのではないかと思いましたが、そんなこともなく一時間位乗せていただきました。
 上空から見たハンフォードの、あまりの広大な地形に驚きました。
 そろそろ着陸かなというころ、スピードが落ちないのでおかしいなと思ったら、超低空飛行のまま電線の下をくぐりぬけ、ちょっとビックリしましたが面白い体験でした。
 
 射撃場に行き、拳銃とライフル銃を撃たせてもらいました。
拳銃は二種類あって、22口径と35口径のものがあり、ライフルを含め3つの銃を試射しましたが、それぞれ撃った反動の大きさの違いに驚きました。
的を狙って撃ったのですが、拳銃のほうは割と狙いどおり撃てましたが、ライフル銃は全然狙いどおりにいかなく、難しかったです。
 アレックスは銃器を7丁所有しており、趣味とはいえすごい、アメリカじゃなきゃできない事だと思いました。
 

 ハンフォードを訪問し、日本では考えられない施設の見学や、体験をさせていただき、いい経験ができたと感じています。アレックスとフクダファミリーの皆さんには、本当にお世話になりました。
 みんな良い人ばかりでとても楽しく「やっぱり英語が話せないのは痛い」と最初に感じたあの気持ちが「英語が話せなくても大丈夫だな、でも、英語が話せたらもっと楽しいだろうな。」と感じている自分に、今、気付いています。

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